RONDO
卒業制作2017 古長美蘭 押し出し成形による新しい陶芸制作の提案 <LD賞> 陶芸の成形方法の中でも押し出し成形の造形的な面白さに着目し、その特徴をより生かした新しい陶芸制作を提案することにしました。 押し出し成形とは、ところてんの要領で、筒に入れた粘土に上から圧力をかけ、筒の底に設置した型の形通りに粘土を押し出す、陶芸の成形方法です。断面の形状を一定にできるので、棒状や管状の製品をつくるのに適しており、大量に均一のものを量産することができます。しかし、管の形状の面白さを生かした作品はあまり見られません。管の空洞は物体に奥行きや陰影を生み出します。その特徴を生かし、管と管とを組み合わせた制作と、新たな管を作るための型の制作をし、2つの視点から押し出し成形の可能性を探りました。